インターンシップを経験してもらいました。currently translating...
date.2017/10/24 category.納品事例
日頃は高校生同士、机を並べて学んでいる学生のみなさんに、木工の仕事を体験してもらいました。いろんな可能性を持った一人一人が集っている「学校」という学び場から、いずれは社会に出て、それぞれの道を進むことになります。
今回は工場で5日間、事務所で3日間のインターンシップを通して「仕事」に携わってもらいました。住環境システム科から2名、普通科から1名の高校2年生の様子をレポートします。
写真は“NCルーター”という木を削り出す機械です。無垢のパーツをセットして操作すれば、指示どおり正確に無垢を加工することができます。無垢材の使用率が高い私たちの工場では、毎日大活躍する機械の一つです。
「グループに分かれてひとつずつ部分的に作り上げて、最終的に製品として完成させることを知りました。やってみる前までは、一人が一つの製品を最初から最後まで作るのかと思っていました」と、作業にあたった感想をもらいました。「こんなに人の手がかかっているんですね」とも。これは、見学された方もよく言われますが、現場で手を動かしてみるとより一層実感できることだと思います。
私たちの工場では、家具の仕上げに自然塗料のオスモオイルを使用しています。フラットな場所、傾斜がついている場所、淵の部分、それぞれを均一に仕上げる必要があります。塗り心地や、吹き上げのタイミングをつかむこと、隅々まで見落とさないための集中力が欠かせません。今回は、よく見て作業できるように、職人がサポートしつつ、棚板の塗装を経験してもらいました。難しかったですか?と訊ねたら、「楽しかったです」と答えてくれました。写真では伝わりませんが、オスモオイルは無臭。作業者にも優しい自然素材なんです。
「お客さまに触ってもらうところは、より細かく、見えないところまで手がかかっているなと思いました。普段自分たちは、何気なく家具を使っているけど、作る側の気持ちに立ってみたら・・・大変。大事に使わないといけない」と、短い時間にたくさんのことを感じてくれたようです。
家具を全国にお届けするための事務作業
伝票整理からデータ入力、資料送付に・・・と、やることだらけの事務業務。授業で学んだことや、学校で取得した資格を生かし、幅広く作業にあたってもらいました。印象的だったのが、飲み込みの速さ、テンポの良さ。慣れない用語に戸惑うことはあったと思いますが、どれも丁寧かつ迅速に業務にあたってもらいました。
このほかにも、研磨や節埋め加工、淵貼り、メンダボ付け、新商品の撮影補助、組み立て、梱包補助など、工場だけではなく商品倉庫や展示場で、木工にまつわるいろんな業務を経験してもらいました。
最終日には、「工場の場所場所で決まり事があって、全部が大事だなと感じました。学校でも同じです」と一人の学生が話してくれました。例えば、“5分前行動”の大切さ、“次の人がすぐ使えるように”もとの位置に戻すこと、きちんとしまうこと。学校の中のルールと今回のインターンシップでの経験は、遠いようで遠くない、繋がっているものと感じてくれたことは、私たちにとっても嬉しいものでした。
大川樟風高等学校2年生のみなさん、本当にお疲れ様でした!
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