家具をお使いいただく方に、私たちが作っている現場を見ていただくこと。それは、日頃いらっしゃる木工関係者のみなさまと違って、どんなところに着目されるか、何をどう捉えられるかわからない部分もあり、スタッフも緊張します。けれど、何を気にされているか、気に入ってくださるかを知るキッカケや励みにもなります。先週末は『大川家具購入のためのモニターツアー』第二弾として、ものづくりに関心の高い女性のみなさまをお迎えし、前回同様、展示室と制作現場の両方を見学していただきました。

私たちが取り組んでいる家具ブランドBENCAのアイテム。どんな暮らしをコンセプトに生まれてきたのか、ポイントとなるアイテムを中心に、駆け足でご説明させていただきました。ANEMONEシリーズのヴァニティミラー、2ドアキャビネットなど、大変ご好評いただきました。そしてそれらを作っている現場へ、いざ潜入…

力仕事なのに、ご高齢の方も多いですね！
木工は、力より手先の器用さが大事なんです。“身につけた”じゃなく“染み込んだ”くらいの、確かな技術と感覚を持っているから、ベテランスタッフが活躍するんですよ。

今回もざっくばらんに、女性同士おしゃべりしながら見ていただきました。スタッフの高齢化を感じられた方もいらっしゃいました。木工に限らずですが、ここからどう繋げていくか、私たちも大きな課題を抱えています。

迷路のような工場のなか、黙々と作業するスタッフの姿、解説の声に耳を傾けて真剣に見ていただきました。最初に展示室で見た時の「無垢の家具っていいね！」が、現場を見ていただくことで、しっかりと製品の価値として伝わればいいなと思います。お越しくださったみなさま、企画された大川観光協会のみなさま、ありがとうございました。来月は春の木工まつりです。ぜひお友達やご家族と遊びに来てくださいね！