インターンシップを経験してもらいました。currently translating...
date.2018/12/01 category.納品事例
この秋、大川市の高等学校に通う2名の学生さんに、5日間のインターンシップを経験してもらいました。“住環境システム科”という、住環境の視点から建築・インテリアに関する分野を総合的に学ぶための学科に在籍する高校2年生です。
今回も、工場の中で家具の製造に携わってもらいました。箱モノを製造する工程の一部、脚モノを加工する工程の一部、両方を検品・梱包する工程など、安全面に気をつけながら、幅広く取り組んでもらった様子をレポートします。
フラッシュ加工の棚板を“自然塗料オスモオイル ”で塗装する
フラッシュ加工とは、構造材(芯材)を用いて枠を組み、両側から合板を接着したもの。構造体で組んだ枠の内側が空洞になるため、軽量化できると同時に、コストダウンにもなる加工です。無垢材と違い、構造体に反りや狂いが少ないものを使用しているため、精度の安定した製品を作る際に用いられます。
ということで、フラッシュ加工で出来た棚板がズラリ。どの作業にも言えることですが、同じ規格のモノを続けて加工してみると、より早く、作業のポイントが見えて、手にも馴染んでいきます。拭き漏らしのないよう、注意深く確認しながら、大変ていねいに作業してもらいました。
“ベッド用のスノコ”を研磨する
私たちが家具づくりに用いる樹種は、多くが広葉樹です。テーブルやチェア、収納家具の天板や前板など、モノを置いたり触れやすい場所は、つまりキズが付きやすい場所でもあります。そのため、硬くて加工性に富んだ広葉樹がメイン樹種となります。一方で、ソリや割れが起こりやすいのも広葉樹の性質。材の性質によって、桐やヒノキなどの針葉樹も、適材適所にて生かしています。
手前の男性スタッフが研磨しているのは広葉樹。同じ樹種から出た木の粉(丸い缶)を用い、節埋めして表面のコンディションを均一に整えています。隣の作業台で学生さんが研磨しているのは、ベッド用のスノコパーツ。強度もあり、防腐性や虫に強い桐材の性質は、ベッドのスノコに最適。上に置くマットレスなどの寝具を傷めないよう、細やかな面取りが欠かせません。
研磨で出た木屑をエアーダスターで綺麗に除去。研磨とひと言で言っても、樹種が違ったり、天板なのかソリ留めなのかで、コツなども違ってきます。針葉樹の場合は、材同士がぶつかったり、金物が当たってしまうと簡単にキズや凹みになるため、ひとパーツひとパーツを慎重に作業してもらいました。
家具の“最終仕上げと検品”で大事なこと
製品がほぼ仕上がったら、最終仕上げと検品作業が待っています。担当者から説明を受けながら、作業のポイントを学んでもらいました。感想を聞くと、「客観的に見て、お使いになる方がどこを気にするかを気掛けながら検品する」ことを学んだそうです。担当者の声に大きくうなずきながら、熱心に耳を傾けている姿が印象的でした。
他にも、箱物家具の組み立てや、資材の引き取り、完成品の梱包までと、多岐に渡り経験していただきました。最後に5日間の感想を聞いてみると、「小さなことも見逃さずチェックすること」の大切さ、また、「研磨作業は、磨くとだんだん木独特の手触りや光沢が出てすごい。日頃見ているものと違います!」と、二人共、ものづくりの過程で大事なことをしっかり吸収してくれたようです。
「楽しかったです!」との声もあり、木工の魅力にも触れてもらえたようで安堵しました。5日間、本当にお疲れ様でした!
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