無垢天板、保護のすゝめ
date.2022/11/17 category.BLOG
木製家具の仕上げでよく用いられる「オイル仕上げ」と「ウレタン仕上げ」。私たちが製作している家具のほとんどは、自然の木肌や風合いをそのまま感じられる「オイル仕上げ」で製作しています。この2つの仕上げはどう違うのでしょうか。それぞれの特徴と「オイル仕上げの家具」との上手な付き合い方について、私たちのおすすめをご紹介いたします。
「オイル仕上げ」と「ウレタン仕上げ」メリット、デメリットは?
オイル仕上げとは、塗装の際に家具用のオイルを塗り、ワックス成分が浸透、硬化し汚れを防ぐ方法です。天然木を肌で味わうことができ、温かみを感じられる一方で、汚れを放置してしまうと、輪染みや油染みになってしまいます。染みやキズがついた際は、工場に戻すことなく、ご家庭でオイルメンテナンスできます。
写真のような水分は、すぐには染み込まみませんが、放置してしまうと輪染みになってしまいます。日々の浅いキズは、オイルメンテナンスで消すことができます。
ウレタン仕上げとは、ウレタン塗料を天板に吹き付けてコーティングし汚れを防ぐ方法です。塗膜が強いため汚れが染み込みにくく、日頃のお手入れも簡単です。染みになってしまったり、キズや打痕がついた際は、工場でのメンテナンスや修理が必要です。
オイル仕上げの家具との上手に付き合う方法
インテリアを楽しみながら、天板を保護するおすすめアイテムをご紹介いたします。
・テーブルクロス(リネンやコットン)
・テーブルランナー
・ランチョンマット、デスクマット
・コースター、鍋敷き
通気性の良いリネンやコットンは、木の性質を妨げずオススメです。気軽に洗うことができ衛生的。ランチョンマットやデスクマットも食事汚れを防いだり、落書きやキズ防止に役立ちます。
身近なアイテムとして「ビニールマット」を敷かれる方も多いと思います。クッション性にも優れ、天板をキズや汚れから守ってくれる便利なアイテムですが、次の点に注意が必要です。
ビニールマットは、テーブルクロスと違い、木に密着してしまうため、木の呼吸を妨げてしまうことがあります。ひどくなると、ひび割れてきたり、木に悪影響が出ることがあります。使用する際は、敷きっぱなしにせず適度に空気に触れるようにしましょう。小さなお子様がいるご家庭の場合、成長に合わせて敷き方を調節したり、定期的に外すことをおすすめします。
オイルメンテナンスのお願い
いろんなアイテムで保護しても、やはりキズやシミはつくものです。日頃の水拭きや除菌によりオイルは徐々に抜けていきます。天板のカサつきや汚れが気になり始めたら、ぜひ「オイルメンテナンス」にチャレンジしてみてください!
回数を重ねることで天板の油分が保たれ、汚れが染み込みにくくなります。ツヤが出て木の風合いも増していきます。
〜オススメのメンテナンス時期〜
9月〜10月:空気の乾燥や暖房を使い始める前
3月〜4月 : 暖房等で乾燥した後
*カラッと晴れた過ごしやすい気候がオイルも乾きやすくオススメです。
メンテナンスで汚れも小キズもスッキリ
ヤスリで削り、オイルを塗ることで、小キズやシミは目立たなくなります。ご家庭で手軽にメンテナンスできますので、キズやシミなどを恐れず、オイル仕上げならではの、天然木の質感をご家族皆さんで味わってください。
愛着が湧くオイル仕上げの家具
メンテナンスを続けることで風合いを増していくオイル仕上げの家具。私たちは、皆さまの手で育てていただけるようにと思いを込めて、天然木特有の節や色の違い、杢の個性を活かしながら、日々家具を製造しています。家具についてお悩みがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
メンテナンススターターキットは、
TATENO WOOD ART online store にて販売中です。
お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
立野木材工芸株式会社
Tel / 0944-87-2140
mail / store@tateno-woodart.jp
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